ジユウケン突撃

　精霊と会話できる少年、奥野透哉はその才能を見込まれ魔法学校への入学を果たす。しかし彼は魔法に対する知識は皆無であり、無知ゆえに自らの才能にも無頓着であった。入学後、当然のごとく彼はまったく授業についていけなかった。座学は理解不能、実技は何もできない。非魔法世界から入った彼にとって、魔法というのは理解不能な存在だった。見かねた先生は彼に研究室に入ることを勧める。彼は数ある研究室から自由魔法研究室、通称自由研を選んで入った。そこのメンバーは個性的な人間ばかりだった。カブトムシ好きの変態のサン、殺人料理魔法使いの宮柵真凪、恥ずかしがり屋の同級生千歳かすみ、天才留学生クラウディア。生徒会との争いに、巻き上がる様々なトラブル。自由研で行われる魔法の深淵の探求、そして理解不能な行動に透哉は振り回され、悲鳴を上げるのだ。さあ、自由魔法研究室が僕らを待っているぞ。
　
　ラノベ新人賞にて落ちた作品。供養中。