評価:★★★☆☆ 3
ある日道場破りが現れた。
伝説の刀鍛冶の孫を自称する彼女、九慟 鋼は祖父の鍛えた刀が正しい使い手の元にあるかと見定める為旅をしているという。
驚異的な腕前の彼女と激戦の末勝利した総士郎だったが、その腕前から鋼に弟子入りをせがまれることに。
勝手に住まい始めた彼女を皮切りに、次々と迫る道場破りと暗殺者たち。
話数:全48話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
タイトルから想像していた内容はガチガチの硬派な時代小説だった。ところがどっこい読んでみると確かに硬派な雰囲気はありながらも、読み手としてとてと読みやすいストーリーラインと文章だった。私が最大この作品に感じた特徴は一文一文のまとまりと言葉選びだ。一話一話の内容は情報量が多めで密度も濃い。しかし、一文一文がしっかりまとまっているので長くもないし、飽きもしない。正直、一物書きとして『なるほどなあ』と思う所があった。また若干硬めの言葉選びが、ヒロインの女性としての奥ゆかしさを際立たせているように感じられたのが個人的によかった。引き続き作者様の他作品を読んでいこうと思う。