評価:★★★★☆ 3.6
遠い昔、ノースカンザーランドの北の巫女は二つの予言をしていた。
その一つは「強大な力を持つ魔法使いが『知恵の杯』と『退魔の杖』を手にし、世界を破滅に導く」ということ。そしてもう一つは「『滅悪の剣』を扱える者、その血を受け継ぐ者が、世界の破滅を防ぐことができるだろう。その者は、受け継ぐ者の証として、水晶の森で出会った妖精とペガサスを従えている」――。
黒髪で青い瞳の外見男前、性格は残念という青年、キースは、北の巫女の予言の救世主だった!王宮内を突き進むクラウス。ヘリヤ女王陛下に、クラウスの魔の手が迫る……! キースは、クラウスの侵攻を止められるか……!?
ひいじいさんの剣――『滅悪の剣』のカイ――と旅に出たキースの冒険譚!
コミカルファンタジー!
◆「アルファポリス」様「メクる!」様掲載作品◆
話数:全164話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
いまどきなかなかお目にかかれない重厚なファンタジーノベルです。主人公のユニークな性格やヒロインの圧倒的ヒロイン感も読んでいて楽しませてくれます。その他キャラたちも個性派ぞろいで、作者の物語への思い入れを感じました。万人受けするハーレムテンプレが飽和するなろうでこんなにもオリジナリティをもつ作品は埋もれてしまいがちですが、ぜひとも多くの方に読んでほしい良作。総じてレベルが高く、素晴らしい作品です。
なろうテンプレっぽくないファンタジーであるところが気に入った。キースはチートなし、ハーレムなしの主人公で、アーデルハイトとの一途な恋愛が描かれる。アーデルハイトも可愛らしく、とても愛嬌があった。ユリエは可憐で、他のサブキャラ達も魅力的だ。そして、かなり笑えるギャグシーンが多い。と、思えばシリアスなシーンもあり、バランスがよく楽しめた。