評価:★★★★☆ 4

 毎日のように飲んでいる味噌汁。この一杯から、どれほどの科学的な観察結果を導き出すことができるでしょうか。
 1861年に、ファラデーという科学者の子供向けの講演が、「ろうそくの科学」という本にまとめられました。1本のロウソクが燃える姿から、燃焼という現象を通して化学の本質にせまる名著です。皆さんも一度は読んでおくと良い本のうちの一冊です。
 同じように、身近なものから科学の本質を導きだすために、日本人であればきわめて馴染み深い味噌汁を選んでみました。
 味噌汁から得られる科学的な現象を挙げていきますが、それぞれの現象は単純に見えて、複雑に他の現象と絡み合って発生しています。ここで挙げたことが、皆さんがそれぞれの理解を深めていくをきっかけになれば、うれしいことです。
 その一方で、観察眼の鋭い人であれば、ここに書かれたことより、もっとたくさんの事象を発見できるでしょう。観察に終わりはないのです。そして、観察と発見を繰り返していくことで、科学は発展してきました。
 そして、観察対象とするものが、このような生活の周りにある些細なものであることが重要なのです。なぜならば、科学とは決して私たちの生活から別世界のものではなく、事象も恩恵も身近なものなのです。
 それでは、味噌汁を観察することで、どこまでの知識を得られるでしょうか。

 なお、「食品保存の科学」をあげさせていただきました。併せてお楽しみください。


話数:全13話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象