話相手屋(はなしあいてや) 完結日:2019年5月4日 作者:伊賀海栗 評価:★★★★☆ 3.8都会の一角で誰かの話相手になることを生業にする志乃。 ときには寄り添い、ときには叱咤激励しながら人々の愚痴や悩みを聞く話相手屋は、様々な人生の分岐に立ち会うが・・・ 大人とも子供とも言い切れない時期の繊細で飾らない悩みと人間関係に、腹黒い大人の思惑が入り乱れる。 話数:全61話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ストレスマネジメント 恋愛相談 日常 注意:R15 なろうで小説を読む
話相手屋。相談なのか、カウンセリングなのか。はたまた占いなのか。そんなに怪しいネーミングなのに予約はいっぱい。今日も相談者がやってきてお仕事開始。そんなオムニバスストーリー。ではありません!非常に練られたストーリー。表と裏。日常と非日常。そして絡み合う人間関係。あぁ、あの人がここでこう来るのか!あれ? あの時のあいつってもしかして!?適度なストレスとその後に待つ結末。読むと止まらなくなりますよ。
懺悔するほど殊勝じゃない。割り切れるほど大人じゃない。でも誰かに何かを聞いて欲しいんだ。形を取らない気持ちのかけらを。耳を傾けてくれるだけでいい。でも頷いてくれたら嬉しい。きっと誰もが誰かを必要としている。それが誰かはわからないけど。その誰かが見つかるまでは、あなたにわたしの話を聞いて欲しい。カウンセリングなんて大げさじゃなくて、話相手になって欲しいの。そんな若者たちが立ち止まった、日常のすぐ隣のお話です。