評価:★★★★☆ 3.8
蜀帝劉禅、この人が孔明の足を引っ張らなければ違う未来があったのではないか?このように思う人は多いでしょう。作者もそのように思う者の一人です。ならば書いてみようと思い抜群に英雄化した劉禅を書いてみました。史実とは違い完全に空想の話となっております。読者は三国志を知っていることを前提で書いてありますので、まだ三国志をお読みになっていない方は是非三国志を読んでから、この小説も読んでください。初めての投稿です。温かい目で見て頂けると幸いです。ブックマークなど付けてくれると励みになります。宜しくお願い致します。
話数:全21話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
特に、転生無双で無いシナリオですが、孔明の活躍を支える動きとして劉禅が活躍しようと頑張る姿は嬉しいです。三国志の中で、暗愚とされる劉禅ですが、滅亡後もきちんと遇された話を読んだりしますと、亡君ではありつつも暴君ではなかったのかな…と感じています。それだけに、泣いて馬謖を切る逸話は蜀にとって貴重な人材浪費の事件だったのかも?農政や工作、マルチな才能を持つ孔明さんが北伐ばかりで消耗しなければ…って辺りと、司馬氏を撃てそうな中盤の展開にも大興奮しつつ筆を取りました。まだ、馬謖が山頂で司馬氏と対決に至る直前ですが、ここからどうなるか、ワクワクどきどきしております。五瑚十国に至る破滅ルート回避に向け期待しつつ、これから本文に戻ります。読みやすい文体と、エピソードの入れ方に巧く抑揚を感じて、一気に惹き込まれる三国志のアフターワールドに、皆さまも是非♪
一般的に暗愚とされる蜀漢二代目の劉禅。個人的には初代の劉備にあったような押しの強さも軍事的な才能も自分にはないことがわかっていたがゆえに、孔明などに政治は任せた判別のつく人物だと思っていますが、その劉禅が劉備のような押しの強さと軍事的才能などを持ったらどうなるかを丁寧に書いた作品ですね三国志の蜀ファンならばきっと楽しめる作品だと思います。