評価:★★★☆☆ 3

永禄3年5月19日の早朝。桶狭間の戦いが起こるほんの数時間まえの話。出撃に際し戦勝祈願に立ち寄った熱田神宮の拝殿で、織田信長の眼に、彼方の空にあがる二条の黒い煙が映った。重要拠点の敵を抑止する付け城として築かれた、鷲津砦と丸根砦とが、相前後して炎上、陥落したことを示す煙だった。敵は、餌に食いついた。ひとりほくそ笑む信長。しかし、引き続く歴史的大逆転の影には、この両砦に籠って戦い、玉砕した、名もなき雑兵どもの人生と、夢があったのである。
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本編は「信長公記」にも記された、このプロローグからわずかに時間を巻き戻し、弥七という、矢作川の流域に棲む河原者(被差別民)の子供が、ある理不尽な事件に巻き込まれたところからはじまります。逃亡者となった彼は、やがて国境を越え、風雲急を告げる東尾張へ。そして、戦地を駆ける黒鍬衆の一人となって、底知れぬ謀略と争乱の渦中に巻き込まれていきます。そして、最後に行き着いた先は?

ストーリーはフィクションですが、周辺の歴史事件など、なるべく史実を踏み、リアリティを追求しました。
戦場を駆ける河原者二人の眼で、戦国時代を体感しに行きましょう!
ご意見、ご感想などいただけたら嬉しいです!
(戦国時代を扱っておりますので、多少、残酷な描写なども出てくることになります。あらかじめご了承ください。また、カクヨムさんでも掲載しております。)


話数:全38話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象