評価:★★★☆☆ 3.3

 オレはアーリー・エンザイル。エンザイル公爵であるジジイの養子で、ブラントン《竜術》学院の学生だ。ある春の日、《近衛竜術師団》の美女ペネロペ=グリーンに、《竜術》を封じる《封縛環》をはめられ、いきなり拘束されてしまう。どうやらジジイがやらかしたらしい。オレが何をした~、の声も虚しく、護送車に入れられたオレは、ジジイの差し向けたAA賞金首メリッサ《人形遣い》と《切斬嗜好》に助けられ、ジジイとその護衛にして災厄の女帝トモエ《舞刀姫》とともに、南部の《根の宮》に向かう事となる。 
 その途上で、ジジイはかつて皇帝暗殺を企てたAAA賞金首《紫光の邪眼》に接触し、帝国転覆を持ちかける。おいおい、ちょっと待て。あんたは帝国の最重鎮だろ? 皇帝との間に何があったんだよ? 二人は手を組み、オレたちは《根の宮》に向かう。《根の宮》は、古の超文明《神竜文明》の遺跡で、帝国と戦うための力が眠っているらしい……
 そこへ追いかけてくる《近衛竜術師団》副長《血の正義》。やつは十五年前の皇位争いの際、ジジイとは敵の廃太子陣営に属し、負けた過去を持つ。いまだに廃太子に忠誠を誓う《血の正義》は執拗にオレたちを追いかけてくる。メリッサの活躍もあり、何とか《血の正義》を退けたオレたちは、目的の《根の宮》にたどりつく。
 そこでオレたちが目にしたものとは……? 
 ジジイは何やら画策してやがるし、《近衛竜術師団》団長《毒血》も絡んでやがるみたいだし、どうにも一筋縄ではいかないみてえだ。

「今夜だけは、あなたを見逃してあげると決めたんです」「メリッサねえ~、きれいになるよお~。おにいちゃんのために~」「去勢します」「あんたが《形無きアガヴァスタ》になれよ!」「儂は最初から陛下のために動いておるよ」「時間切れだ。決断してもらおうか」……

 上等だ! 全員まとめてかかってこいやあ~!



登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: