リボ払いに走るメロス 完結日:2019年6月24日 作者:間野 ハルヒコ 評価:★★★★☆ 4.2太宰治の「走れメロス」の二次創作。 就職氷河期を生き抜いた28歳独身、コンビニバイトの富田林メロス(とんだばやし☆めろす)君がリボ払いに走る話です。 なんとなくノリで書き始めました。 太宰先生ごめんなさい、でもやってみたかったんです。 話数:全11話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ディストピア 二次創作 和風 無敵の人 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
分類するなら多分パロディギャグ短編なんだと思うんですけど、あんまりメロスのこと笑える立場でないので最後まで読み進めるのに相当な勇気と時間が必要でした。それでも、>本名、富田林☆メロスである。いくらなんでも☆は余計だった。悪目立ちは避けられない。のくだりでは笑ってしまいましたが。そりゃあそうだwww元ネタを上手い事現代風に改変しつつ、シニカルな独自の笑いもあって、こんなことはしていないけれど、なんとなく耳が痛くなる被害妄想持ちの私以外の人はサクサク読み進められる楽しい短編だと思います。問題だらけのメロスですが、原作も割とこんな感じがするなあとか思ったり、浮浪者~人妻のくだりのブレなさは主人公らしいカッコよさもあったりで、(あくまでこの作品の世界観の範囲でではあるけれど)いい話に仕上がっているのも好印象でした。いやでも、色仕掛けに揺るがないメロスはマジでカッコイイと思いますよ?