評価:★★★★☆ 4.2
時は世紀末から十数年後、2019年。“小説家になろう” という小説投稿サイトで人気になった異世界転生物は、今や日本全土を席巻するほどの一大ブームとなっていた。この事態を真摯に受け止めた日本政府は、国を挙げて異世界転生のジャンルを支援することを決定。
日本の年号を「平成」から「異世界チート転生」に変更し、国内の有名ゲーム会社に“気軽に異世界チート転生が楽しめるVRゲームを開発せよ”と命令した。だがこうして生まれたVRゲーム「フェニックス・ワールド」は、とんでもないクソゲーであった。
【第6話で物語が大きく動きます。是非そこまで読んでみてください】
話数:全22話
ジャンル:アドベンチャー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
時は異世界チート転生。こんな変な元号、首相のせいとかいうレベルじゃない。勇者の名前は、まさかのアヘ顔ダブルピース。誰もが勇者の名前を“ああああ”にして後悔したことがあるだろう。主人公は、その後悔とともにクソゲーな世界を生きねばならないのだ。苦行!圧倒的苦行っ!!貰えたチートはバランスもなにもあったものじゃない。アヘ顔ダブルピースがポーションを出すときみたいに開いた口がふさがらない。ここまで“ふザケルな”と言いたくなる発想も、しもっちだけ。ぜひ一読を
RPGを好む方、レジェンダリーエディションが好きな方、VR版が好きな方、シャウトが好きな方、膝を矢で射抜かれた方をちょっぴりノスタルジックな気持ちにさせてくれる王道VRゲー小説です。 もちろん、上記に当てはまらない方でもすんなりと読み進められる構成になっています。主人公にはチート能力が与えられているため、ストーリーはサクサク進んでいきます。世界に数多存在する愛すべき「クソゲー」の中で、楽しく冒険したい方を絶対に退屈させません。 また、私はこの作品を読んで、「コメディー」だと思いましたが、本作品に比較的読み味の近い、同作者様の前作品を「純文学だ」と感じた読者様は沢山いらっしゃる(作者様のtwitter上での調査)ため、クスリとしながら純文学に親しみたい方にもお薦めできるかもしれません。 少しでも興味を持たれた方は是非ご笑読ください。
アヘ顔ダブルピース……この言葉に聞き覚えのある方も少なくないのではないでしょうか。 そんな人は、まず読んで! とにかく読んで! もう無茶苦茶笑えるから!!! アヘ顔ダブルピース……この言葉に聞き覚えのない方。 そんな人は、まず読んで! とにかく読んで! アヘ顔ダブルピースという言葉が持つ、笑いの魔力に腹筋が殺されるから! そして読み終えた後に【アヘ顔ダブルピース】と、ググってください。更なる笑いの地獄があなたを待ち受けています。 最後にあらすじを少し。 2019年。“小説家になろう” という小説投稿サイトで人気になった異世界転生物は、今や日本全土を席巻するほどの一大ブームとなっていた。 そんな中、生まれたVRゲーム「フェニックス・ワールド」をプレイすることにした主人公だったが……。 今もこのレビューを書きながら、思い出し笑いで死にそうです。