評価:★★★★☆ 4
珠玉のような夏、というキャッチフレーズにつられて北海道を訪れた主人公。
しかし、降り立った新函館北斗駅はなんと無人だった。
疑問を抱く暇もなく、怪物が襲いかかってくる。
多くの創作物で語られてきたゾンビである。
次々に食い殺されてゆく新幹線の乗客たち。
絶体絶命の危機を救ったのは、ひとりの少女だった。「ようこそ。異世界へ」
「ええっ!? ここ北海道じゃないの!?」異境と化した北海道で、生き残るための戦いが幕を開ける。
※毎日更新です。
公開時刻は、午後8時頃を予定しています。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
物語は現代日本の北海道にゾンビが現れるというお話です。ゾンビと言うとホラー要素が強いこともありますが、この作品はどちらかというとパニック+現代異能といった感じで、怖いものが苦手な人でも読める構成になっています。登場人物の行動などが鮮やかに詳細に描かれているので、物語に入り込みやすいと感じました。また、部隊が現代日本かつ北海道函館周辺になるので、地元の人にとっては情景が浮かびやすいですし、行ったことがない人も異世界に比べてイメージしやすいのではないでしょうか。小説を読みなれていない人にもオススメの作品です。
南野作品読むのはこれが2作目。現代ライトノベル初心者にとって 異世界に行くって展開に想像力がもうひとつ、ついていかない感もありまして。 そこ踏まえて本作品、舞台は北海道南部(道南) 新幹線で函館に着いたらゾンビがわんさか、ホラー色を薄めてSF&ドラマ性ある展開や人間描写・特に行動描写は興味深く、ツッコミたい場面はちゃんと説明するかのように物語を進めています。 内容詳しく話すと(これから読む方は)面白くないので、ボカシながらの表現ですが、ゾンビがや能力者集団についてもう少し伏線回収にページをかけてもらえたら、そこらでもう1本作品作れそう。函館周辺に土地勘ある方は異世界ものの枠を取り払って、物語に夢中になれるでしょう。