評価:★★★★☆ 4.1
春から大学生になった現役女子大生【一 麗(にのまえ うらら】
高校生の時は校則で禁止されていて出来なかった初めてのアルバイトをする事に。
彼女の選んだアルバイトは、高額な時給に釣られた【キャバクラ】。着てみたいと思った服も欲しかったブランド物のバッグも買えるようになっていく。
そんな彼女に、忍び寄る暗い影。この物語は、作者が実際にキャバクラ業界で働いていた時に出会った、数人のキャバ嬢の身に起きた出来事を纏め編集して、物語として一部脚色した作品になります。
この作品に描かれている事は、現在も実際に起こっているであろう事です。
話数:全28話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
この作品は、すぐ傍に転がっている問題点をとても上手に表現されています。 自分には娘がおり、丁度主人公うららと同い年位です。従ってうららの気持ちが良く伝わります。 うららの様な年頃の少女達は凄く行動力が有りますが、その逆にとても危うく不安定な所が有ると思います。 この作品は主人公うららを通じてその、危うさ、不安定さをとても良く表されているな、と感嘆いたしました。 また、この作品には零士や店長を始め、うららを”その道”に誘う大人達が居ます。 優しく甘く誘導する辺りが、物凄くリアリティが有り、年頃の娘を持つ親として逆に怖くなりました。 瞬く間に”その道”へと堕ちてゆくうららは、実態をご存じである作者様だからこそ描けた姿だと思います。 この作品は娘を持つ親御様も是非ですが、うららと同じ年代の若い方等々沢山の読者様に、是非是非読んで頂きたい作品です!!
飴玉の入った右と左の手。選ぶのは一瞬だ。それは、飴玉には、(餓死しそうな人を除き)それほど大きな価値がないからである。しかし、人生の道の右と左。価値が大幅に上がるのがわかるでしょ?私が決めた最後の決断。人生の左右の道。それは、「普通の子としていきていく」のか、「体を売っていきていく」のか。親に反対され、それでも歩んだ自分の人生。止められる人は誰もいない。偏見だってあるかもしれない。それだって私は、この道に進んでしまった。後戻りはできない。それでも後悔は全然ない。私は自分の道を生きていく。自分自身で決めた、私に合う道を。
大人にだけ許された、緩やかな深夜の時間帯。 そんな時、フッと自分の人生を振り返る時がある。私は、そんな時に、この少し悲しい作品と出会いました。【風俗に堕ちて行く女性の物語】勿論、職業差別をするつもりはないのですが。この作品は、何故、普通だった筈の女性が、敢えてこの職業を選ぶ事に成ったのかをリアルに書き綴ってあります。本当に、笑い話では済まないような内容が含まれていますが、この意味を、本当に意味で理解できるのは、この時間帯でも起きて居られる【大人の方】だと思い。敢えて、この時間帯にレビューさせて頂きました。このレビューを読んで、その辺が気になった方が居られましたら、是非、一度読んでみて下さい。特に、女子のお子様が居る方は必見だと思いますよ。
手塩にかけた箱入り娘。大学合格キャンパスデビュー。金に迷ってキャバ嬢デビュー。お決まりパターンでホスト通い。転がり落ちる人生坂。黄泉の道行き一本道。教育とは学校で教わることだけではありません。特にレディ教育、これを怠ると酷いことになります。都会は誘惑がいくらでもあり、女がその気になれば、いや男だっていくらでも身を切り売りできます。プロとして生きる覚悟もない女が身を売るとどうなるか。読めば分かります。そして世の中の親、特に娘を持つ親。娘さんに読ませてあげましょう。自分は、そしてうちの娘はそんなにバカじゃない。そういう人ほど引っかかるのが世の常なのだから。