評価:★★★★☆ 4
如月友美(18)は、工業高校電気科を卒業したての女の子。仲のいい友達と同じ会社に就職できたはいいものの、なんと勤務場所が違うということで、一人で出勤しなくてはならないと言う。
不安で仕方ない中、友美が出勤したのは公共下水処理場。友美は下水処理場の運転管理の会社に就職したのだ。これから友美の驚きと成長の日々が始まる。この話は現代の下水処理場の仕組みや流れを、全く知らない人にも分かりやすいよう、ゆる〜くお伝えするものです。
何かわからないこと、知りたいことございましたらメッセージやDMお願い致します。
出てくる人名、地名、施設名、会社名は勿論全て架空のものです。
特に田沼製作所や新ガイアと言ったポンプメーカーは存在しません。
話数:全158話
ジャンル:仕事もの
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
この作品の舞台は『下水処理場』というあまり世間に馴染みのない業界であり、新人として下水処理施設で働き始めた主人公が下水処理場の仕事を学んでいく過程を通して『下水処理業界の常識』が次々と語られていく。 作中で語られていく下水処理業界の常識は「よく知らないたけど、たぶんそうなんだろうなぁ」と思えるものから「そんなこと現実にありえるの!?」という意外性に溢れたものまでバラエティに富んでいるのだ。 SSの基準値は40mg/Lだがプロは5以下を目指すこと 街中にあるマンホールポンプの存在、そしてそれを盗むポンプ業者がいること 電験三種が難関資格であること、 等など この作品を読まなければ一生知る機会の無いであろう知識がこれでもかと言うほど詰め込まれており、次々と連打されていくのだ。 この作品には『知らない業界の実情を知ることの楽しさ』が多分に含まれていると言えるだろう。