評価:★★★★☆ 4.4
二〇八〇年。
人類は滅亡の危機に瀕していたものの、星姫という希望のお陰で存外、落ち着いていた。それはそれとして、人工島にある学園では馬鹿な男子共が青春している。
美しき星姫候補との少女達の共学に浮かれてはいないが、馬鹿な男子共が馬鹿な青春をすごしている。残り三ヶ月しかない青春の中でも、男子共は馬鹿だった。
話数:全33話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
完結日:2019年7月13日
作者:クンスト
物語に確かな感情とか熱を感じた青春恋愛のノロケじゃなく、ハーレム無双でもない起承転結というか読者が飽きないしっかりした理由と意表を付いたセンスがある特に序盤の話しは超AIである事とその意味それが物語りとして自然に書かれていて共感もできるそれでいてオチが上手いオセロでいうと終盤に盤面をひっくり返して勝つそんな感じそして作者はきっと賢くて優しくて現実を受け止めながらも少しロマンチックな人なんだなと思える完結してしまったからこれ以上は未来ではなく過去の話になると思うがそれが残念
世界滅亡間近のなか、それでも男子高校生たちはおバカなことをする!物凄く簡単に世界観や内容を説明すると「もうすぐやばい隕石が落ちてきて地球が滅亡しそうだから、超高性能の美少女アンドロイド(星姫)たちに滅亡回避の方法をそれぞれ考えてもらって、最終的に投票で決めよう」という世界状況のなか、微妙な超能力を持った男子高校生たちがとある島で星姫たちと最後の日までおバカなことをして過ごす日常を描いた物語となっております 笑世界が滅亡しそうだという状況なのに和気藹々とおバカな行動をする男子高校生たちがとても笑えます 笑ただ、裏ではシリアスっぽい雰囲気もあったり、なぜ男子高校生たちが超能力を持つのかとか、なぜ島に星姫たちといるのかなどの謎に関してもしっかりと纏められていて、コメディとしてだけでなく真面目な小説としてもとても読み応えがあると思います!是非一度読んでみてください!
パニック〔SF〕となっていますが、どちらかと言えばコメディ色が強い、けど最後はしっかりBOY MEETS GIRLなジョブナイルな形で大円満を迎えます。序盤で出てくるヒロインも可愛いですが、ポテト姫の健気さには脱帽です。しかし、男子生徒諸君、デザインヒューマン諸君の熱い青春も必見です。青春を与えてくれた存在に、全てを捧げられる彼らは、愛おしく、また愛すべきおバカたちだと思います。どうか、たくさんの人に読んでほしいと思います。