Hekátē 完結日:2019年7月13日 作者:朝倉 ぷらす 評価:★★★★☆ 4.4エロス×バイオレンス×タバコ×ドラッグ×悪女 フェティシズムの強い作品になります。 話数:全2話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 女主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 タバコ 煙草 ドラッグ ハードボイルド バタクリ ピカレスク 美女 悪女 注意:R15 性描写あり 残酷な描写あり なろうで小説を読む
いらっしゃいませ。……大丈夫ですか?お客様。随分と思い詰めた顔をしていらっしゃる。さぁ、こちらへお掛け下さい。お話を伺ってもよろしいですか?あぁ、そうでしたか…… 先日の通り魔事件で恋人を…… お気の毒に…………それは思い過ごしかと。その麗しい名は無敵の女王にして死を司る美しき女神。彼女の薬効(あい)はそのように下卑たものでは無いと伺います。きっとただの屑(ダスト)でしょう。お待たせしました。オールド・パルです。もし、お客様がその気でしたら、そのコースターの裏に書いてある場所をお訪ね下さい。合言葉は 『Hekátē』運命の交差する場所に立つ彼女が、きっとお客様を満足させることでしょう。でも、一つご忠告を。彼女はケチな男が嫌いです。
殺し屋。運び屋。売人。悪徳の街、悪徳のバー。出る杭は打たれ、出すぎた杭は切られる。なぜ彼は死んだのか?なぜ彼は生き残ったのか?酒とタバコと男と女。そこにクスリが絡んでくると、事態はどう転んでいくのだろうか?短い文章で濃厚な世界。これこそが朝倉ワールドである。ぜひ前作の『No.2』と合わせて読んでいただきたい作品です。
七千文字足らずでさっくり読めます。オシャレで、知的で、なんだかディープ。とても良いハードボイルドでした。金と殺し、酒とタバコ、女と血の匂い。ハードな裏世界に生きる一人の臆病者が、触れてはいけないヤバいものに接近してしまう。目をそらし、耳を塞いで遠ざかり、一度は難を逃れたかに思われた男だが、危険な死の断崖はある時急に目の前に現れる。冷や汗を流しまくる男の未来は生か死か!?あと書きのクイズまでじっくり楽しんでから感想欄を開くことをオススメします。ネタバレいっぱいなので。