評価:★★★★☆ 4.2
「このせかいは あと 340 にちご に リセット されます。 それまで ごじゆうに おつかいください」
引きこもりの高校一年生、宮ヶ瀬 優の視界に、ある日から国民的RPGにそっくりなメニューウィンドウが映るようになる。そこには、こんな物騒なメッセージが。
困り果てた優は、この奇妙な症状の治し方をネットの知恵袋サイトで質問する。それが、この世界の存亡に関わる事件の始まりになるとも知らずに。
ネットで出会った女の子に、引きこもり矯正施設で出会ってしまったヤンキー娘。彼女らと共に、優は長い旅へと足を踏み出す。
*hikoyuki様、素敵なレビューを有り難うございました!
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
“あなたは微生物の気持ちについて考えたことはありますか? ある日、突然主人公「宮ヶ瀬 優」の前にゲームのメニューウィンドウのようなものが映るようになる。それによると340日後は””世界がリセットされる””という。そう言った導入から物語は始まる。読者はきっとRPGのように魔物や魔王のような元凶がいて、それを倒す英雄譚が始まると考えることだろう。 しかし、この物語は違う。””世界の終わり””の原因はあまりにも奇想天外なもの。風呂敷を広げに広げて挙句の果てに新たに別の風呂敷を縫い合わせていくかのような壮大な展開。しかし、それを綺麗に畳んでいった時のカタルシスは計り知れない。惜しむらくは序盤の流れからはこの作品のターゲットとなり得る読者を掴みづらい所だろうか。(必要な描写なのだが)しかし、是非読み進めてみてほしい。#NRT”