【書籍2巻発売中!】
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王国城下街近くにある『代々勇者を輩出する』という特徴のある村。
主人公ライムントの姉ミアは、15歳の誕生日に勇者の能力に目覚めた。
「それじゃ、姉貴のいないうちは自分が村を守るよ」
そう言って姉を送り出し、自分は勇者の村を守ることとなった。ある日ライムントは強い魔物に襲われ、死を覚悟する。
ところが、すんでの所で魔族の女が現れてその魔物の首を一瞬で斬り飛ばす。
次元の違う圧倒的すぎる戦闘能力。警戒するライムントに対し、「えっとえっと……困っている人がいたら、助けられる能力のある人が助けるのは当然ですよね?」
あまりに想定外な魔族の雰囲気に戸惑いながらも
「助けてもらってお礼もしないのは姉貴の弟として估券に関わります、帰るアテがないのなら、今晩ぐらい食事に来て身体を休めてください」
そう言って家に誘って食事を出した。結果、ものすっごい懐かれた。
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Kindle Unlimitedになっております!
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勇者の村の村人は魔族の女に懐かれるhttps://t.co/8IK6l1lLGXhttps://t.co/Ov9HEXkteS
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見てくれるとうれしいです!! pic.twitter.com/Ymo9FwlDPi— まさみティー/里衣ぐれも? (@MasamiT) January 3, 2019
(Web版)勇者の村の村人は魔族の女に懐かれる
完結日:2019年8月9日
作者:まさみティー
評価:★★★★☆ 4.2
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
勇者の力に目覚めた姉が魔王討伐の旅に出るその弟は旅に着いていきたがったが力及ばず村で暮らすことにある日、森に出掛けた主人公は出会す事の無い強力な魔物に襲われ命の危機に瀕するしかしその危機を救ったのは人と敵対する筈の魔族の娘で、彼女との出会いにより主人公の考えていた世界の常識が揺らぎ始めるファンタジー世界探訪モノ、ダンジョンやステータス画面はありません甘めな世界観ではあるけれど、だだ甘というよりはシロップ付きコーヒーゼリーといったところ最強のヒーローが無双するのがメインディッシュなら、この作品はデザートのようなお話またひとつ新しいファンタジーを楽しみたいのならばおすすめです若干のフェティッシュ要素あり
たぶん、悲劇的な展開には絶対にならないだろうと安心して読める作品。物語は登場人物に皆、幸せになって欲しいと思うので。ほのぼのとした部分と安心して読める冒険が読んでて楽しい。出て来る登場人物がそれぞれに特徴があり、会話部分だけでも誰が話しているか判る、という人物の描き分けが出来ているのが素晴らしい。特徴的とはいえ、異常な性格というわけではなく、そのあたりの設定も安心して読める要因だと思う。Kindle版が値引きしていたので買ったけど、個人的にはWeb版の方が好きだと思う。青い肌に黒い目と金の瞳という方が、異なる種族という感が強く、それを平気で乗り越えるというのがこの物語の醍醐味なので。いずれにしても物語としては楽しいので、どちらかといえばのレベルだけど。話のテンポも速すぎず、遅すぎず、いい感じで読めるのが魅力だと思う。
天真爛漫なヒロインと純朴な主人公の甘々なイチャイチャをこれでもかと楽しめる…そしておっぱい(重要)所々に出てくる料理シーンがもう想像力を掻き立ててお腹空いてきちゃいますね!正統派ファンタジーかつラブコメディ、たまりませんな!今日はまだかなと更新が待ちきれない作品です!人外娘好きな人は是非読むべし!
他の方もおっしゃっている通り、温かい作品です。キャラに愛が詰まっています。作者様は「書きたいことをノリで書いているだけなのに恐縮です;」と仰っていますが、それがいいのだと思います。小説とは、自分の伝えたいメッセージを不特定多数に訴える、1種のツールだと私は勝手に思っています。そんな作者様のメッセージが随所に見受けられる、楽しくも笑える優しい物語です。この作品を読んだ後、あなたはいつもより少し人に優しくなれるかもしれません。そんな物語です。
ちょっと塩っぱいもち米を甘いあんこで包んである、そんなお話だと私は感じました。ちょっと形が崩れていたり、大きさの違うものがあるかもしれません。そんな細かいことはどうでもいいんです。おばあちゃんのおはぎには優しさがいっぱいなんです。これはとても暖かいお話です。ちょっとしょっぱいミアちゃんと、しっとする姿すら可愛いあまあまなリンデさんのほんわりとした物語をふわっとした気分で楽しみましょう!
「リンデちゃんぽんこつ可愛い」「それな」この言葉がすべてを語っている。最強の魔王に率いられ、数多の魔物を従え、人々を襲う恐ろしい魔族。そう聞いていた魔族の娘は……いい子でした。あとめっちゃ不器用で、腹ペコキャラでした。魔族のイメージが崩壊した瞬間である。スープや甘味に目を輝かす子どもっぽさ。新しい発見に一喜一憂して、言動の端々から伝わる真っ直ぐな気持ち。ここまで裏表なく可愛らしいヒロインも珍しい。当たり前のものの大切さ、誰かに「おいしい」と言ってもらえる喜び。そんな忘れていたものを思い出させてくれる暖かな作品。食事が作業になっていたり、1人で簡単に済ませたり、作ってもらうのを当たり前に感じたり、「おいしい」って言葉を伝えなくなった人に是非一度読んでみて欲しい。きっと少しだけ誰かと食事がしたくなるから。きっと少しだけ優しい気持ちになれるから。