バイクと幽霊～夜のパーキングエリアにて～

　俊は、不思議と山の上にある学校との縁に恵まれていた。その原因は、彼の深いことを考えない性格にあった。そんな彼の学生生活の中でも特に高校があった山の坂は険しいものだった。その学校生活も通学路の険しい坂道のように厳しい学校生活だった。そんな学校生活の中で、彼は原動機付き自転車という乗り物と出会う。

　三年が過ぎ、苦しかった高校生活も終わりを告げた。

　卒業後、普通自動車免許を取得するために自動車教習所に通っていた彼は、原動機付き自転車と再開する。四輪車の運転に苦戦していた彼にとって、それは素晴らしい乗り物だった。

　大学生になった峻は、バイク通学をするために自動二輪免許を取得する。

　無事免許を取得した彼は、ホンダスーパーカブを購入する。

　そのホンダスーパーカブで、彼は険しかった高校の坂に挑むとかつての苦労が嘘のように小さなホンダスーパーカブは坂を登り切ったのだった。

　社会人となった彼は、夜の高速道路を走っていた。

　夜の高速道路の雰囲気が、彼は好きだった。

　見知らぬパーキングエリアを見つけた彼はそのパーキングアリアで休憩することにした。

　そんなパーキングエリアで休んでいると一人の軽自動車がやってきた。

　その軽自動に乗っていた女性は、とても顔色が悪かった。

　悩んだ末に彼女の相談を聞いた彼は、彼女がなくなっていた、という事実を聞く。

　家に連れて行ってほしいという彼女の言葉に、彼は同意するのであった。