異世界――剣と魔法、亜人と化物が存在する世界。
中世欧羅巴めいた文化を持つグロム王国。その中ツ海に浮かぶ島、キシュキンド。
そのキシュキンドの地下には、ダンジョン――アミアンの迷宮が広がっている。1年前、この世界へ1人の日本人が転移した。
転移させたのは誰か? それは不明だ。
何のために転移させたのか? それも不明だ。転移者はモリスと名乗り、この世界で暮らし始めた。
本名は、この世界では恥ずかしい意味になるのだ。モリスは転移者ではあるが、勇者でも英雄でもなかった。
超絶的な力も持っていなかった。
だが彼は、探索者――迷宮を探索し、化物と戦闘し、アイテムを持ち帰る――の道を選んだ。
彼はは異世界人でも気にしない――ちょっと変わり者たちのパーティに属し、探索を初めた。そんなモリスと彼が属するパーティ・クィンクの面々が、刑事事件に巻き込まれる話。
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ちなみに、【依頼編】【事件編】【調査編】に事件及び必要な情報を記載し、【解決編】に謎の解明を記載します。
すなわち、【解決編】の直前、モリスが違和感を感じた際、暗黙に以下の文言が書かれています。「全ての情報は提示した。論理的に考えれば謎は解ける。はず」
ただ、論理に穴があったら感想などで教えて下さい。ませ。
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【パーティ・クィンクのメンバ】モリス レベル6の魔術師 ヒューマン
実は異世界転移した日本人ンゴイブ レベル7の戦士 リザードマン
声帯の都合上、言葉は苦手
実は並のヒューマン以上に知能が高いシノブ レベル3の侍 ハーフエルフ
金髪碧眼の美女
実は中身は残念マルク レベル8の盗賊 ホビット
見た目も言動も子供だが、大人。酒を呑んでも大丈夫
実は本名はマルコビッチ・イグレシア~と超長いチョムス レベル6の僧侶 ノーム
クィンクのリーダ
見た目も言動も老人だが、実は肉体派
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