評価:★★★☆☆ 3
聖徳太子が存在しなかった世界線の日本。それは絶対的身分格差と、消極的外交が世のしきたりとなっていて、古の貴い血族と、数百年に渡り崇め続けた八百万の神々より賜りし異能『神寵』が、処世術となっていた。
日本皇国士官学校――大和県にある、未来の護国の英雄を育成する、権力者の登竜門だ。
時は入学式、故に、貴い血族達がところせましと門を潜り、集っていた。
しかしそこに、異端が一人――『松永充』、元奴隷の歴を持ち、信仰の先には『バエル』の名があった……
これは、世に逆らいし者の物語である。
雰囲気:シリアス
展開:未登録