評価:★★★★☆ 3.7

オレの名前は只野鹿羽男。

頭が割れそうな名前以外は、これといって特筆するべき事もない、
どこにでもいる男だ。

代わり映えしない日々。
普段どおりの昼下がりに、見慣れた曲がり角。

お決まりの――というより一種類しかない――コーディネイト。

そんないつもの帰り道。

何も生まず、何も構わず、
関わらず、欲っさず、

誰からも求められず、

誰も求めず。

そんなお世辞にも『生きてる』とは言えない日々は、

とある地方都市の、
とある街の片隅の、
とある名も無きT字路で、

右から左に受け流すように吹っ飛んで来たトラックのバンパーの
鈍い効果音を添えて、終わった――

※社会人のオジーズオバーズ向けです。朝7時投稿で8話で完結します。
※通勤時の暇つぶしにでもどうぞ。
※改行は意図してやってます。読みづらかったらすみません。
※この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・事件・その他の固有名詞や現象などとは
 なんの関係もありません。うそっぱちです。どっか似てたとしてもそれはry


話数:全10話

登場人物
主人公属性
職業・種族

時代:未登録

注意:全年齢対象