評価:★★★★☆ 3.6
──結ばれないと分かっているのに、それでもあなたに恋をしました。
ルックスは平均点。営業成績は落第点。全てが凡庸なサラリーマン秋葉悟。彼の元にクリスマスを控えたある夜、葛見千花と名乗る女子高生が現れる。
彼女は秋葉に、「私は未来からやって来たあなたの娘です。一週間だけ、ここに泊めて下さい」と告げた。
25歳の青年と、18歳の女子高生。時を超えて巡り会った親子は、不思議な共同生活を送ることになる。けれども二人の関係は、一週間限定。
次第に心惹かれ合う中、予定通りに訪れる別れの日。千花がやって来たことにより、秋葉に生じた心境の変化とは? 出逢いと別れの先で辿り着いた、其々の未来とは──?これは、定められた運命と予定調和の中で揺れ動く、決して結ばれる事のない二人の恋の物語。
※芹口さんのレビュータイトルを、一部使わせて頂きました。
※表紙画像は、ゆゆ様のフリーアイコンと、簡単表紙メーカーで制作しています。
※アルファポリス、小説家になろう、ノベルアップ+、LINEノベルで掲載しています。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
それは一週間の時間旅行。25歳独身の秋葉悟のもとへ、ある日彼の娘を名乗る少女が未来からやって来る。そして彼女との一週間限りの共同生活が始まった。冴えないサラリーマンが未来からやって来た娘(女子高生)と一週間を共にすごす物語です。タイムリープものの少し歪な恋のお話。完結済みです。親子なのだからと部屋の中では無防備な姿で過ごす娘にドキドキしたり、まだ自身の妻となる人物すら知らないままにどうにか父親らしく振る舞う姿が良いです。時間を超えて出会った親子の距離は共に過ごすうちに次第に縮まり、揺れ動いていきます。それは家族愛であり、叶わない願いであり、そして何より恋心と呼べるものでした。なぜわざわざ未来から娘がやって来たのか、少しでも興味を惹かれた方はぜひともご一読を。