評価:★★★★☆ 4
十二神により創られし世界・ペクシオロス。記憶も名も忘れ、森をさまよう男はひょんなことから<妖種>を狩猟する戦闘商業士の女・ノーラに高額の借金をしてしまう。偽名と嘘の過去をでっち上げ、借金返済のために傭兵となった男――カイン。様々な出会いと経験、日常と戦いの中で彼が得、答えとするものは一体何なのか――
※完全異世界のハイファンタジー/全五部で完結予定/こちらは『第一部』となります
スロー更新連載(二週間に一度・土曜夜に更新予定)
カクヨム様でも同名義で連載中・2019/10/26、第一部であるこちら完結しました。
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話数:全74話
ジャンル:エピック・ファンタジー 異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:シリアス
展開:未登録
∀・)こんばんわ。皆さんが好きなファンタジーってどういうファンタジーですか??ボクはそうだなぁ、高校時代にハマっていたゼルダの伝説~時のオカリナ~とか~ムジュラの仮面~とか、そして本作「玻璃黒」ですよね。∀・)はい、御察しいただけたらと思いますが、連載中だった時からリアルタイムで夢中になったなろう作品です。更新が楽しみになるというか、なんというかね。∀・)ジャンルとしては異世界転移云々じゃなく正真正銘のファンタジー作品。記憶がない男がやり手の女と出会い、その世界を生きていく話になります。主人公のカインにノーラ、他魅力的なキャラ達に魅力的な世界観。濃厚な表現法で綴られながらも、存分にエンタメとして楽しめる作品です。ぜひ気軽でいいんで、読んで欲しいと1ファンとして強く望みます☆彡・∀・)なろう界よ!ここに最高のファンタジーがあることを知って欲しい!!
自分はいったい何者なのか。記憶をなくした青年が偶然会った女性ノーラとともに探す物語。彼等の周りで渦巻く人間模様、確執、果たして物語のさきにそれらを雪ぐ事ができるのか?人物間の相関関係や感情の入り乱れかたが秀逸で読む手が汗ばんでくる作品。果たしてこの物語の結末はどう転んでいくのか、目が離せません!重厚な作品をお求めのあなた!是非オススメです!
物語は記憶を失った男主人公・カインが狩猟を生業とする女主人公・ノーラと出会う所から始まります。現代からの転生ではなく完全異世界で紡がれるスト―リは重厚かつ壮大。作り込まれた世界は、見た事のないもののはずなのにとても鮮明に思い描く事ができます。また、ノーラやカインは勿論、花を添える脇役たちも、それぞれでスピンオフが読みたくなるほどに生き生きとしています。流行りに流されない実力派小説です!
この小説を読ませていただくにあたって驚いたのが、まずプロじゃないかって思うほどに高い文章力です。言葉選びや文章の運び、テンポ、比喩表現など、紙の書籍と比較しても申し分ないかと思います。内容は媚びない正統派ファンタジー。世界観やキャラクター設定なども綿密に練り込まれていて、また驚かされました。こんな世界観のRPGがあったら買いたい!それだけではなく、主人公やヒロイン、その他の登場人物たちもすごく好感が持てて、またそれぞれの個性も巧みに描写されています。転移や転生はないので、俗にいう「なろう系」とはかけ離れているかもしれませんが、だからこそ男女ともに楽しめる作品なのです。秋の夜長にじっくり、ゆっくりと読書をしたい方。また、正統派なファンタジー小説をお求めの方。買わずともここに無料でありますよ!ぜひぜひ読んでみてください♪
本作は所謂ライトノベルのような急展開や勢いで読ませていくような物語ではありません。一話一話をじっくりと堪能するタイプの物語です。神話から理論、国々の思惑と文化、そして魔法を交えた戦闘まで、しっかりとしていて粗がないので、安心してページを進められることでしょう。筆力も非常に高いので、商業作品にも引きを取りません。これを無料で読めるなんて、なろうの良いところですね。濃厚なファンタジーに浸りたい。そんな方にオススメです。
ハードカバー系を意識された作品ですね。王道のファンタジーである本作は記憶を失った主人公がヒロイン「ノーラ」と出会う所から始まります。今流行りのライトノベルと言うよりは本格的な小説という印象を受けました、小説家になろうでは珍しい作品だと思います。しかし、現在小説家になろうでは異世界転生や転移、ハーレムと言ったジャンルが多数を占めていると思います。それらには無い面白さが本作にはありました。まずはそのオリジナル設定の深さだと思います、練り込まれた設定には謎が多く有りますがそれらを読むにつれて解明されていく面白さや深さです。まだまだ話数こそ少ないですが今後の展開には目を見張ります、難しい文章も多いですがそれを読み取るのも読み手の醍醐味だと思います。まずは読んで見てください、本格ファンタジーがこの作品にはあります。久しぶりに転生物やチーレムツエー以外の作品読んでみませんか?
注目するべきところはまず読んでいてどこか懐かしくなる古き良きファンタジー世界。練りこまれた設定はオリジナルティーが溢れてとても楽しく読むことが出来ます。キャラクターのセリフ回しもまた必見、記憶を失くした主人公が今後どのように生きていくか。またそれを助けるノーラ、この二人の行く先々に起こる困難と試練。見ていてドキドキさせられる展開は必見!説明もまた丁寧に書かれていて読み手を疲れさせない配慮がされているのもまた作者の良心です。これは見習わないとと思うほどでした。繰り返すようですが設定のオリジナルティーの練りこみには舌を巻きます。作り込まれた設定と文章力の高さを皆様も是非ご覧ください。特に「ハヤカワJA文庫」や「幻狼ファンタジア文庫」を読まれていた方は懐かしさを思い出しながら読める作品だと思います。
神々によって想像された異世界を舞台に、記憶喪失の戦士と思しき男を主軸に語られるハイファンタジー。 商業小説にも引けを取らない筆致で描かれる重厚な世界観、駆け抜けるような爽快感があるアクション。読んで損のない確かな娯楽小説。 記憶のない人物を通し世界を覗いていくという手法で話が進むため事前知識などなくても十二分に楽しむことができます。 ありがちな転移転生ものに辟易しているそこのあなた、このファンタジー作品でもう一度『真のファンタジー』を楽しみませんか?