箱 完結日:2019年10月22日 作者:風風風虱 評価:★★★★★ 4.5早朝、宅配で送りられてきたものは…… 話数:全4話 ジャンル:ホラー 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
塵も積もれば山となる。人の意思というものは、積み重なることによって力を得ます。良いものも、悪いものも。前者は時として限界を超える力を引き出し、後者は害を為すでしょう。そういった力が他者に、物理的な作用をもたらすほどのことは稀です。ですが、人為的に起こすことも不可能ではありません。強い思いに指向性を与え、利用する。そういった技術のことを、「呪い」と言います。思いを詰め込み、届けるためのもの。開封されればどうなるか。読んでみての、お楽しみ。
主人公へと送られてきた一つの箱、中は空と思いきや、そこには呪いのメッセージが秘められていた。呪いのメッセージだけではなく、目に見えない呪い、憎悪、怨念……人間が持ちうる負念の全てが、その箱には凝縮されていた。“これは呪いの箱です。開けることによりあなたは呪われます。つまり、死にます”それが単なる脅しや悪戯ではなかったことは、主人公自身が身をもって思い知ることとなる。それから主人公に降りかかる数々の怪奇現象、追い迫る恐怖、恐怖、恐怖……。そして待ち受ける結末とは。ホラーファン垂涎の本作、この恐怖に耐える自信があるのなら見てみるといい。ただし、夜に読むのはお勧めできない。