評価:★★★★☆ 3.7

 十二年前に体験した皆既月食と、ひとりの少女との奇跡の物語。
 十二年間、いつまで経っても変わらない世の中に奮闘する主人公の天手月渚(あまてるな)は、久しぶりの月食を友人の佐野央樹(さのおうき)と共に、公園でぼんやりと眺めていた。そうして眺めていると十二年前、中学二年の頃に出会った少女、月弓花月(つきゆみかづき)と幼馴染である影入一磨(かげいりかずま)を思い出す。
 その頃、病気を抱えた一磨に寄り添いながら学校生活を送る月渚は、ある皆既月食の日を境に、いつもと違う一磨に翻弄されるようになった。それを花月と央樹に支えられ、この世界の真実を求め、前向きに生きていく。
 たぶん誰しも思う、大切な人が病気でなければ良かったのにと。でも、その気持ちは本当なのだろうか?
 この世界の謎と、彼女の成長を描いた作品で、最後にさまざまな奇跡が訪れます。
 彼女の想いをみなさんにも届きますように。


話数:全52話

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象