食いしん坊エルフ

えるふな美幼女が主人公なので安定の可愛さとほのぼの感満載でスタートするのですが。早々にシリアスで骨太な背景が垣間見えてきて、手に汗握ったり号泣させられたりと振り回されること請け合いです。主人公の真っ直ぐで愛らしい姿にももちろん、彼女を取り巻く多彩すぎる脇役たちが本当にキラキラしていて気付けば全力で応援してしまっているのです。軽く読み流して楽しい作品が多い中、これは結構なアンカー系かもしれません。でも続きが気になる。そんなおはなしです。じっくり章の切れ目まで読み込むつもりで始めてみてください。あと涙対策も必須です。

愛と勇気と珍獣の描く娯楽小説食いしん坊エルフ。食い意地だけの食いしん坊が本当にたくさん食べられるようになって名実ともに食いしん坊になったり。第三章ホビーゴーレーム編から本格的に表れた『鬼』以外の敵も絡んできてこれからどうなる！？というところで今までちょびちょびしかでていなかったクラスメイト達の名前順キャラ紹介エピソードが続く激闘ほのぼの編が始まっています。とにかくキャラが多くなりそうなこの作品、読み始めるなら今、かも？

この物語は、読んでいてあったかい気持ちになれます。少なくとも、自分はこの物語を読んでいるとなんだかあったかいような、やさしいような気持ちになれました。魅力的なキャラクター達が笑いあり、涙ありの物語をつむいでゆきます。食べるって事やいろんな事をちょっとだけ考える機会をくれる、とても素敵な作品です。良ければ、ちょっとだけ読んでみませんか？

基本的はコメディタッチで話は進みヒーラー協会に入ってからシリアスも加算されます。喜怒哀楽全てを兼ねた作品だと思います自分はホビーゴーレム編が好きですまたその後の話でいもいも坊や達の生きざまで泣いてしまいました最終的にはクラスメイト達全員で最終局面を乗り越えるのかな？多分国民全員かな？自分がいいなーって思ったキャラクターが居なくなるのは寂しいですがエルティナの全てを背負って前に進む姿勢に考えされます是非とも一度読んで見てください

キーワード、ＴＳ・エルフ・幼女転生・天賦の才ですが、大変な漢前な主人公で良い意味で裏切っています。第一章から傑出した治癒の能力(他は壊滅的)で、大活躍ですが才に任せたオレTUEEEEE～ではなく、「この娘がこんなに頑張っている、だったら俺(私)も」と周囲との人間関係ふまえ、皆に愛されている故での大活躍です。その頑張りも本人の若干の勘違いと暴走癖により深刻になりすぎないように全体の雰囲気を明るくしています。第二章の学園編から同世代との交流が始まり、相変わらずの勘違いと暴走に周囲を巻き込みながら一緒に成長して行く様子が描かれています。エルや友人達がどんな大人になってゆくのかが楽しみです。・・・逆ハーがどうなっているかも(黒微笑)今後の展開には不穏な気配は感じられますけれどきっと持ち前の「陽」のパワーで乗り越えてくれる、そんな読む側に元気をくれる物語です。