評価:★★★★☆ 3.8

 夏休み。
 東京から少し離れた街の商店街にあるゲームショップ“昭和屋”では、新店長の元女子大生、小栗桜が常連客の石動爽太とカードゲームに興じていた。

 石動爽太は中学二年。思春期なのか、小さい頃から比べて随分大人しくなったと感じる桜は、この年の離れた幼馴染に何か悩みがあるのかと案じていた。

 そんな彼から“ニエ”という言葉を聞いた桜は、お守りにとぼやけたカードを渡す。
 それは、桜が“逢魔ヶ時の狐狗狸さん”として転送顕現するための扉だった。

 なぜ爽太はニエに選ばれたのか。
 なぜカードからあやかしが現れるのか。
 そして、なぜ桜が“言霊使い・逢魔ヶ時の狐狗狸さん”となって戦うのか。

 全ての謎が明らかになった時、彼は、そして彼女は何を思うのか。

 “令和”が舞台の“昭和”のあやかし奇譚、ここに始まる。

※第七回書き出し祭り参加作品



登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録