評価:★★★★☆ 4.2
思いのほか詩が増えてきておりますので、思い付き次第綴っていく詩集にしてみました。
“匣の中”というのは音も人の気配からも離れた場所で執筆をする著者の環境を例えたものです。
ポジティブとネガティヴを行ったり来たりでございますので作風に合わせて印をつけておきます。下記の通りです。
ポジティブ系・・・☆印
ネガティヴ系・・・★印
(※両方のパターンもあります)(※特にネガティヴ系には著者の抱える精神的問題が含まれる可能性があるので苦手な方はご注意下さい)
✴︎繋がっている物語ではないのでご自由にお読み下さいませ。
✴︎時々自作イラストや写真が入るかも知れません。不要な方は非表示機能をご利用頂けたら幸いです。
✴︎一部の作品はブログにも掲載しております。
話数:全27話
ジャンル:詩
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
1篇目から作者の悲しみが迷い無く語りかけて来る。ダメだよ。来ちゃダメだよ。貴方は悲しまないでと。しかし決して突き放す事はしない強さがある。痛みを胸に抱きながら時に少年の様に無鉄砲になっちゃったり。難しさは無いように見える。だが作者はきっと苦悩している。言葉の取捨の絶妙さ。1人吹く口笛の様に自由に自分自身に歌っている。だが私達に響く。逆風に向かってしか飛べない。人間ってそんな物だよって肩を気軽に叩いてくれる。鎖に繋がれようとも困難な道を行く決意。強くあれ!と言うその祈り。迷う時だってある。作者は語る。「選択」テーマはそれだ。知らないよって泣いてる。知ってるよって強がる。でも間違いなんてこの詩集には無いんだ。 作者は匣の中から問いかける。分からないから。だから作者は愛を紡いだんだ。少女の様な無垢さで。永遠だったら良かったと願う、その美に優しく触れて上げて下さいね。
ああ、そうだよね、って。思わず頷いてしまう、心を浚ってくれる風のような言葉たち。空さえも見上げられない時も、花の優しささえ味わえない時にも、ここに記された言葉たちは、すっと胸に吹き込んでくれる気がします。流れるように足早に去る日々に、ふと振り返ってページをめくってみませんか?きっと何かが、目の前のあなたの心に響くはずです。