評価:★★★★☆ 3.5
自分が不幸な人間だと思い込んでいた高校生の西野燈は、自殺をしようと決めていた日に運命の出会いをする事になる。
その日、大切なものを教室に忘れて家に帰ってしまった燈は慌てて教室へと忘れ物を取りにいくのだが、それが運命の始まりだった。
教室に辿り着いた燈を待っていたのは自身の席に突っ伏して眠る知らない少女。その少女は顔の右半分に大きな火傷の跡があった。
声をかけるべきか悩む燈だが、そんな燈の小さな葛藤を無視するように、少女は目をさます。「虹の麓にはね、その人がその時に一番必要としているものがあるんだ」
燈に全てを与えてくれたその少女が言った言葉を、燈は忘れる事などできない。
だから、燈はきょうも雨上がりの街を虹の麓を目指して歩く。これは、自分が不幸だと思い込んでいた少女が救われていく物語。
時代:現代
舞台:未登録
注意:GL