評価:★★★☆☆ 2.5
私は故郷の村を出て炭鉱に働きに来た。しかしいつしか故郷で待つ母に送金する事も出来なくなっていた。仕事は厳しく危険で、休日も心を休ませることが出来ず、日々の暮らしには何も明るいものが無かった。
しかし私は呆然と訪れた炭鉱鉄道の始点の駅で、何か言葉に出来ないものが胸にせり上がって来る感覚を覚えた。そして老いた母親を優しく連れて行く親子連れを見た時、身体も精神も全てが自分の自由にならなくなった。そして故郷に帰る決意が私の中で勝手に決まって仕舞ったのだった。
話数:全3話
ジャンル:純文学
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象