評価:★★★★☆ 4.2
俺の双子の妹はモテる。
その日、幼馴染と一緒に妹の告白される場面を偶然にも目撃してしまった。「ずっと前から好きでした」
「ありがとう嬉しいです。でも、ごめんなさい!」「あ、あぁあぁあき君、あき君! は、陽《はる》ちゃん、告白されちゃってるよ?!」
「見ればわかる。そんなことって本当にあっ……って、おいっ! あぶねえ、ゴミ袋を振り回すな」幼馴染と一緒の帰り道は気まずい空気が流れ、そして――
「……あき君のことが大好き……」
俺は幼馴染に告白されてしまった。
そ、そんなわけで俺に彼女が出来たわけだけど、付き合うってどういうふうな感じなんだ?
デートについて妹に相談してみたんだが、何かいつもと様子が違う。これは俺と幼馴染が恋人になり、妹が祝福をしてくれるラブコメディのはずなんだけど――
あれ、なんか火花が散ってないか?
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
モテる妹の告白場面を見てしまった主人公あきくんと幼馴染みの夏希ちゃん。 そんな場面に触発されて、夏希ちゃんはあきくんに長年の思いを打ち明けて晴れて恋人同士となるわけですが。 まぁ初々しい!目があっただけでお互いに照れてしまう、初めて出来た恋人との嬉しくも恥ずかしかった記憶を呼び起こされてしまいます。 しかし、そんな二人にブラコン妹陽ちゃんの魔(?)の手が…… あれやこれやと二人の仲を上手くいかないように、あきくんに色々なアドバイス(偽)を授ける陽ちゃん。 果たして初々しいカップルがどうなってしまうのかは、是非読んで確認していただきたいです。
小説のタイトルにもある通り、この作品は妹が告白されているところを主人公とその幼馴染が見て何故か付き合うことになる、という所から始まる。しかし、妹はブラコンだった!嫉妬した妹が2人の邪魔をして裏目に出て、ぐぬぬっとなりながらも策を弄するがやはり裏目に出て2人はイチャイチャ……兄の幼馴染ということは妹の幼馴染でもある、かつ親友でもある故の罪悪感も感じていて……でもやっぱりお兄ちゃんは取られたくない!どうすれば……!?こんな苦労し報われない妹とイチャイチャする2人をニヤニヤしながら読むというのは、なんだろう凄くいけない気がしてしまう。けれども、そのような所がこの作品の良いところなのではないのかと私は感じている。是非とも読んで頂きたい作品だ。