評価:★★★★☆ 3.7
二〇二〇年九月、二回目の東京オリンピックが終わったまだ暑い夏の日のことだった。
突如、世界中に異世界との通行ができる魔法陣が出現したのだ。各国は自国内の対応に追われ、特に日本は渋谷のスクランブル交差点に出現した巨大魔法陣、これだけはどうやっても消すことができず、途方に暮れていた。そんな折、異世界から来た一人の『精霊』を名乗る女性が巨大魔法陣を『管理するために』現れる。かくして、ここに特例的に精霊をトップとする内閣府異世界通行管理局が設立された。
それから二年と約半年後。主人公上田稔は内閣府異世界通行管理局に異動となる——。
異世界渡航を管理する公務員、お仕事です!
※この作品は「アルファポリス」、「カクヨム」、「ノベルアップ+」にも掲載しています。
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
もし、現代の新宿に転移魔方陣が現れたら政府はこんな感じに対応するのだろうなと言うお話です。普通の公務員の稔が主人公で、内閣府異世界通行管理局、精霊のニニ局長の元に個性豊かな人達と一緒に数々の出来事を解決して行くお話です。視点は稔さんで現代の一般常識視点での見解、異世界の人の見解入り雑じり公務を全うする。登場人物は精霊のニニ局長、脳筋で異世界帰還者の服部さん。陰陽師で非常勤務職員の倉橋さん他個性豊かな人達が登場します。そして、その人達をサポートする主人公稔。読んでいて飽きの来ない展開で進んで行きますのでオススメです。主人公が基本、普通な人が良いです。ちょっと変わった異世界物語どうですか。