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僕が彼(名前を言う必要は無い。彼は彼だから)と出会ったのは大学3回生の4月の初めだった。その年の桜が、とても美しく、印象的だったことを覚えている。
僕が選択科目で「量子力学」の授業を取った時(僕にはあまり興味をそそられなったけれど)、彼もその授業を取っていた(僕は電気工学科で、彼は物理科だった。)。その始めの授業に出ようと教室に行った時、初めて僕は彼を見た。
彼は熊だった。正しく言えば熊の着ぐるみを着ていた。僕は、一目でそれが分かった。でも、一緒にいた周りの友達は、彼を熊だと信じていた。僕は、それを不思議に思った。「熊の君」と一年、僕は君をずっと忘れない。桜が咲き、舞い降りても。
登場人物
主人公属性
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職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象