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 白井玲子がピアノ演奏によりスラノバ国に長年続いている内戦を終了させ、しかも恋人の命を三度も救う物語。

 白井玲子は18歳のピアニスト。彼女の演奏は観客を魅了する不思議な力を持つ。
 ある日玲子はマリアと出会う。マリアは過去の記憶が無い。だが未来が見える不思議な少女だった。
 マリアの協力で玲子は、老女の認知症を治す奇跡を起こす。
 やがてスラノバ国から演奏依頼が届き、二人はスラノバ国へ赴く。
 スラノバ国は、王国軍と革命軍とが長年にわたって戦闘中だった。
 玲子たちは戦闘に遭遇するが、中立地区の医者である近藤から助けられる。近藤は、誰でも平等に治療し、国民から信頼されていた。
 やがて、マリアは、王妃が母だと判る。しかし、自分のことがおおやけになると皆が不幸になることも判り、一人苦しむ。
 そんな中、革命軍が中立地区で戦闘を企てた。玲子は、人間の鎖で中立地区の病院を守るように国民に呼びかける。玲子の努力の結果、王妃や革命軍司令官の妻たちが協力し、一万人の人間の鎖をつくることができた。さらに『平和の歌』を歌い、大切な人を守る気持ちを兵士たちの心に呼び起こした。
 その結果、戦闘は中止され停戦となった。
 その後、玲子はマリアの過去を知る。マリアは八年前に雨乞いの生贄となり、亡くなったことになっていた。近藤は今年の生贄の子供を救うが瀕死となる。玲子が近藤を救い、近藤は雨乞い儀式がインチキであることを国王に説明する。その結果、国王は雨乞いの生贄を廃止する。
 さらにその後、近藤は診療中に村の子供を守り、毒蛇に咬まれる。
 血清を届ける為、モナ王女は勇気を振り絞り革命軍と交渉する。近藤の命を救うべく、王国軍と革命軍が協力し、血清到着を間に合わせた。
 近藤は一旦心臓が停止するが、玲子の奇跡のピアノで蘇生する。そしてスラノバ国に平和が訪れる。
 玲子は出国の際、近藤からキスをされ、ようやく二人は恋人として付き合い始める。



登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:未登録
雰囲気:

その他要素
注意:全年齢対象