ドアの向こうには、空腹幼馴染がいます。 【改訂版投稿中】

　神崎裕太が一人暮らしを始めてから数日が経ったある日、疎遠な幼馴染である宮間優香が部屋の前に現れた。彼女は突然こんな一言を発したのだ。

「ご飯を食べさせて！」

　その一言がすべての始まりだった。その後、彼は脅された。一人暮らしを続けたければご飯を食べさせろと。彼は毎日彼女に食事を食べさせることを余儀なくされるのであった。

　そんなことから始まった彼女との新しい日常。最初は、迷惑で仕方がなかった。それもそうだ。脅されて始まった日常なのだから。でも、…………。

「あ、ありがとう…………。」

「これからもよろしくね！」

　そんな優しい声と共に時折見せる笑顔や優しさ。今までと違った彼女を見ていく中で、彼の中で彼女の存在が大きくなっていく。そのことに彼が気が付いた時、彼にとって彼女は幼馴染と呼べる存在ではなくなっていた。そう、彼の心には小さなそして、大切な一つの感情が芽生えていたのだ。

　初めて投稿するので、温かく見守って頂けたら幸いです。誤字脱字などがありましたら、教えてください。よろしくお願いします。

・「カクヨム」にも投稿しています。
・内容などを少し変更した改訂版を新作として投稿しています。