評価:★★★☆☆ 2.5
主人公・能見(のみ)小太郎は出生時に母を喪い、伯父に引き取られて養父母のもとで成長した。
工科大学の学生である彼は、高峯梨花と訪れた「黒い巨人計画(だいだろぼっと・プロジェクト)」のお披露目会場で「大太郎」と名乗る人物からメッセージを受け取る。
小太郎は漆黒の人型ロボット「だいだろぼっと」が作動するところを目撃し、直後にプロジェクト責任者の松戸翔博士を見かけた。
松戸は彼の実父だが、息子の存在に関心を示したことのない男だ。
会場を後にする小太郎たち。梨花は、動揺した彼を懸命に慰めるのだった。
黒い巨人はその後、災害発生時に緊急出動し、多くの人々の命を救った。巨人は全国各地で活躍し、人気は絶頂に達した。
時を同じくして、小太郎は内閣府職員を名乗る男から接触を受ける。
男によると、松戸博士は己の野望のために黒い巨人を兵器として利用し、独立国家の樹立を目論んでいるのだという。
一連のトラブルに巻き込まれていく小太郎。その裏には彼の出生の秘密と、黒い巨人開発の秘密が隠されていた。※ この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 https://estar.jp/novels/25365245
※ オリジナルが短編小説形式で読みづらかったため、章分けして連載形式で再投稿しました。
タイトルを「微塵、積もりて巨人」に変更しています。(旧題:だいだろぼっとの島)
話数:全7話
ジャンル:SF
雰囲気:シリアス
展開:未登録
注意:全年齢対象