評価:★★★★☆ 4.2
「我が国を乗っ取ろうとした魔女め。お前の野望もこれまでだ!」婚約破棄を王子は喜んでいるが、貴族たちは戦慄していた。王子の婚約者という縛りからマリアが解放された。それはつまり、王位を巡る争いの幕が上がったということ。
国の要職にある男たちを誑かし、国の頂点に立つ女となったマリア。「傾国」「魔女」それが彼女に与えられた称号だった。ほんの数年前まで、何も持たない無力な少女だったのに……。
全てを失って故郷を逃げ出し、やがて大国を揺るがすほどの悪役令嬢へとなっていく少女の、権力と寵愛を巡る貴種流離譚。
※ハニトラも辞さないヒロインによるピカレスクな権力闘争と愛憎劇につき、貞操観念や倫理観に問題のある部分多め。主人公サイドのキャラも清廉潔白な人間ではありません。貴種流離譚につき、物語はヒロインの苦境から始まります。
※七部構成で本編完結済み。文章の修正や書き直しをしたい箇所がいくつかあるので、時々「連載中」に変更されることがあります。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録