クラスロード～クラス転移でみんながファンタージなクラスについているのに、俺のクラスはフリーター～

ある日、突然、日向獅童とそのクラスメイト達の平和な日常が崩れた。
見知らぬ森の中、襲い掛かる化け物。
絶体絶命の中、騎士を名乗る集団に命を救われ、王都で保護された一行。
そこで異世界に転移したことと元の世界の戻る手段は見つかっていない事を知らされる。
王国は日向たちに、この世界に適応する為の一年の期間とクラスを与える。
ソードマスター、セージ、ゴッドハンド、勇者(ブレイバー)……。
そんな男心をくすぐるクラスを得ていくクラスメイト達、獅童も胸を躍らせて儀式を受けた結果、与えられたクラスは下級ユニーククラス：フリーター。
使えるスキルはオーバーワーク。
クラス枠を一つ追加するスキルだが、その枠にクラスを付与する術が分からない、役立たずのスキルだった。
使えないスキルに、現実感丸出しのクラス。
役立たずのレッテルを張られ、クラスメイトに見下される獅童だが、負けん気の強い獅童は決して諦めなかった。
クラスの活用法を考え、クラスに頼らない強さを手に入れるために戦闘訓練を懸命に行っていた獅童がある一冊の本と運命の出会いを果たす。
それは時代の流れの中で、消え去った古の戦闘技術、氣道(アウラート)だ。
誰もがその存在を眉唾と否定し馬鹿にする技術、氣道(アウラート)。
だが、獅童だけはその力を信じぬき、ついに習得に至る。
そして、同時に明らかになるフリーターの真の力。
これは、フリーターの真の力と、失われた戦闘技術、氣道(アウラート)を武器に成り上がる日向獅童の物語だ。