評価:★★★★☆ 3.7
高校の元同級生が投身自殺をした。
その何度目かの訃報に、小泉亮は食傷したようだった。鬱病、リストカッター、パーソナリティ侵害。
漠然とした暗い未来に怯え自閉し、やがて自死する卒業生達。
その同世代のことを、当人達は密やかに「薄命世代」と呼んでいた。小泉亮は、彼らのもとへ粛々と足を運ぶ。
それが同じ薄命世代の自分にできる、唯一の贖罪のように思えて。
その訪問はやがて、心の病の深淵に迫り。
ついには、薄命世代の姿が明かされることになる。「僕らは、どうやって生きていけばいいんだろう」
現代社会を息苦しく生きる若者達の、ネガティブ群像劇小説。
//2019年12月31日公開開始、2020年1月26日最終話投稿
//カクヨム等で同時公開中です
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
注意:全年齢対象