評価:★★★☆☆ 3
高校生で陸上競技選手でもある篠原真美が、日本とケニアのナイロビで巻き起こす騒動と心のふれあいを描いています。
ギャグあり、ファンタジーあり、感動ありの物語です。篠原真美は十八歳の少女。彼女は時間を止める能力を持っています。
だが、陸上競技にはその能力を使いません。なぜならば、ズルして勝っても何も得るものが無いことを、彼女は知っているためです。真美は明るく、能天気で天真爛漫な性格です。そして彼女は人一倍の努力家でもあります。
彼女は昨年負けたマアンギにリベンジするため、猛特訓します。そして、アンダー20世界陸競技大会の女子三千メートル走選手として、ケニアにやってきます。
真美の目標は『マアンギに勝つ』、それだけでした。
しかし、ナイロビで、真美はマアンギにリベンジすることができません。彼女は永遠に勝てない相手になっていました。
そして、真美はマアンギのためにナイロビ・マラソン大会に出場し、マアンギの友達と知り合います。真美を取り巻く絆は、どんどん大きくなります。
真美にとって、言葉の壁など全く問題ではありません。真美の行動で、みんなが真美の願いを知り、その願いが皆の願いへと変わってゆきます。日本へ帰った後、真美は、ナイロビ・マラソン大会での行動が、いつの間にか奇跡を呼び起こしたことを知ります。
真美の願いは、みんなの幸せです。
今日も真美は、みんなの幸せを願って走り続けます。
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
注意:全年齢対象