評価:★★★★☆ 4.2
酒とタバコが相棒で死因。自業自得に二十九歳で生涯を終えた私は、「我が元へ来たれ」という声で異界の魔女のところへ呼び寄せられた。
聞けば彼女の代理で十年間の兵役につくものが必要で、それが済んだら自由に生きて良いという。「契約してくれるか?」と問われるのに、興味をひかれて答えを返した。「おいしいお酒が飲めるなら」
酒に酔いつつ異界を歩く、変わりものの魔女のお話。(登場する地名に深い意味はありません。)
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
まず1人ひとりの感情が出ていて読者側もドキドキさせられます。あまり多くは書かずとも伝わってくるモノがあります。また、流れがとてもスムーズで読んでいて飽きさせない所がとても好印象でした。中々スムーズに構成された作品は珍しいと思います。あと個人的な感想にはなりますが、終わり方が納得いくモノって素晴らしいと思います!私自身、微妙な終わり方を好むのですが、それは終わりが相応しい形で終わる事が読み手によって異なるパターンとなるのでハッピーエンドがいいと言う人もいれば私の様に微妙ぐらいでいいという人もいます。ですがこれだけ綺麗に終わると清々しいと感じるぐらいです! 長くなりましたが、個人的には続編等もあったら拝借したいと思っております。これからも活動頑張って下さい^ ^
起承転結がはっきりしたとても面白い物語でした。はじめから終わりまで話の流れが途絶えず、余計な前振りもなくすっきりとした話です。ぜひたくさんの人に読んで欲しいと思います。そしてこの物語のいいところは完結しているところ。物足りない部分は恋愛要素(笑い)番外編でも恋愛要素を含んだ話を書いて欲しいと願います。