七式探偵七重家綱 完結日:2011年7月31日 作者:シクル 評価:★★★★☆ 4.3 ボク、和登由乃が助手として務めている事務所――七重探偵事務所にやってくる依頼には二種類ある。一つは、報酬も内容もショボい依頼。もう一つは、報酬が高い代わりに危険を伴う――危険な依頼。 超能力やらテロやら麻薬やら、胡散臭かったり滅茶苦茶危なさそうな依頼をアホ探偵七重家綱と一緒に解決しつつも、ボクは何とか生きてます。 話数:全38話 ジャンル:コメディー ファンタジー 探偵小説 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ライト 多重人格 殺人 記憶喪失 超能力 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
ぐうたらな探偵家綱と、その助手でありボクっ娘の由乃が超能力によって引き起こされる様々な事件を解決していく……というのがおおまかなあらすじです。この作品の一番の売りは、なんと言ってもキャラクターです。主人公である七重家綱は多重人格者であり、なんと一つの身体に7人もの人格が宿っているのですが、その一人一人がとても魅力的!アマチュアの書く小説では、登場する人数が増えると「あれ? こいつ誰だっけ?」という現象が起こりがちですが、この作品ではそれがありません!また、ギャグとシリアスがバランスよく組み込まれており、非常に読みやすいです。ギャグパートではくすりと笑えて、しかもそれでいてシリアスパートでもしっかりと引き込まれました。すでに完結済みの作品なので「続きがいつまでたっても更新されない……」ということがありません。未読の方はぜひとも一度読んでみることを心の底からお勧めします。