パスタイム

要素: たま

今の世界も異世界もイイ世界ではなかった

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 漠然とした将来を思い描きながら、半ば惰性で日々を過ごしていたタマは、異世界にすら何一つ望みを抱かないほど冷めきっていた。しかしそれは、冷めているタマをしてこの世界に留まらせるものがあるからだった。  ところがある日、帰 […]