パスタイム

要素: ミドル

ゆるく開いたあの窓は

評価:★★★★★ 4.5(0)
    小学5年生の頃のこと。ぼくははじめて地下鉄に乗り、無人駅に立ち、ボックス席に座って、電車の窓から花火を見た。全くの夢物語には思えないのだ。少なくともぼくは、あの日の「みことくん」の横顔を、今でも忘れられずにいる。