パスタイム

要素: レトロ

狐火の市

評価:★★★★☆ 4.3(2)
     お山に狐火が三つ灯ったら、それが市の立つ合図です。  作法は三つ。面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。そして、決して声を出さないこと。  守らなかったらどうなるかって?  行き着くことが出来ない […]

    木苺はわたしと犬のもの ~司書子さんとタンテイさん~

    評価:★★★★★ 4.5(1)
    三十二歳の泣き虫司書子さんと探偵じゃない『タンテイ』さん、ご近所以上恋人未満の二人の小さな小さな事件簿に、四季折々のお茶菓子と、ほんわか甘い恋を添えて――。※自サイト(カノープス通信 http://www.geociti […]

    振袖乙女。

    評価:★★★★☆ 4.2(1)
    時は、西暦1860年代。 全世界で、感染すれば変態へとなり下がる謎の奇病が蔓延し、世界は闇に呑まれようとしていた。 だが、しかし!対変態用に開発されし戦装束「正装」によって、乙女の魅力を戦闘力に変えた乙女たちは、フリルと […]

    枯れたひまあり

    評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
    幼い僕には、僕自身に誇れるものが何もない。僕の誇りはただ一つ、姉の存在で護られている。 姉は、とかく何をしても人目を引いた。 癇癪持ちで、昂ぶると火の玉のように燃え、たとえ冬でも、姉の傍には真夏の熱気が立つのだ。 は何の […]

    汝、孤りなる者よ

    評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
    ウェイの街の西区八番通りには不可思議な品物を扱う店がある。 睡月湖亭と呼ばれるその骨董屋の主人氷翠は、自分を尋ねてきた商人の娘の命を気まぐれに救った。 しかし、少女セアンは相手の行動が理解できなかった。 その夜、氷翠のい […]

    面影堂寫眞店閑談 人を喰ったカメラの咄

    評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
     モダン文化が隆盛を極める昭和初期の帝都・東京――。  日々ビヤホールに入りびたる華族の勘当息子・久遠寺龍臣(くおんじ たつおみ)が店主を務める《面影堂寫眞店》には、いつも店先に「本日は休業なり」との札が下げられている。 […]

    追憶の温泉ホテル

    評価:★★★☆☆ 2.5(0)
    疲れ果てた中年サラリーマンが、温泉旅行をきっかけに社会、家族、運命を考え直す深い物語です。 なるべく軽く読めるよう短編にしたので、伏線を回収できなかったところが1箇所あります。 書き終えてみたら分類はミステリーでした。

    骨磨きの娘

    評価:★★★★☆ 4.1(0)
    「人間は皆、醜い肉と血の中で骨と言う真珠を育てているのだ」 “骨磨き屋”を父に持つ少女タマキ。 父の恐ろしい“計画”とは? ※アルファポリス第6回ホラー大賞を授賞させて頂きました。これからも宜しくお願い致します。

    河霞

    評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
       狭山しょう子は、転校してきてからずっと周囲に奇妙な違和感を感じていた。  級友の棗(なつめ)に止められるのも聞かず、しょう子は違和感の正体を探し求める。  やがて、その手掛かりとなるかもしれない秘密のサークルに行き当た […]

      老人とジャンケン(改訂版)

      評価:★★★★★ 4.5(0)
      冬のある日、散歩する老人がジャンケンで遊ぶ三人の子どもを見かけた。 その子どもたちのジャンケン遊びが盛り上がりに欠ける遊びではないかと考えた老人は、ルールの改訂を三人に提案する。こうして出来上がった新ルールを元に、熱いジ […]