パスタイム

要素: 勇知線

原野の小屋―勇知にて

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    道北の小駅で降りた私は、その駅裏から続く泥に埋もれた細い線路を辿り始めた。暫く行くと古い小屋が在り、そこに居た老人と話をするが、独り暮らしの老人は自分の今の平和な暮らしぶりを『運が良い』と言う。