パスタイム

要素: 夕暮れ

夕景肖像

評価:★★★★☆ 4.1(0)
 昔、祖父に写真を見せられた。私の見るところ、それは何の変哲もない、ただの夕景の一葉だった。けれど祖父は懐かしげに目を細め、「こいつには大した秘密があるんだぞ」と言う。大きくなったら教えてやるとの約束と一緒に、私はその写 […]

夕暮れ時の世界で

評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
※ラ○さんに投稿したものの改稿版です。  たまに見る夢は、いつも同じ夕暮れ時。  そしてそれは、俺と少女との記憶を呼び覚ます鍵でもあった。  オレンジ色の景色の中、夢と現実を交互に進んでいくちょっと切ない青春ストーリーで […]

午後六時の音楽室

評価:★☆☆☆☆ 0.5(0)
    午後六時に本部棟三階のある廊下、またはその先にある音楽室にいてはいけない。この世ではないどこかに迷い込んでしまう。 人嫌いの少女、沙羅はそんな誰もいない音楽室が大好きだった。 この世に疲れた少女はその噂をたしかめるために […]

    色のない海は私に優しく語りかける

    評価:★★★★★ 4.5(0)
    ある冬の海辺で出会った謎の女性。 彼女の存在がこの色のない世界に色を与えた。 「私、あの遠くに見える無人島に行きたいんです」 海の向こうを指差しながら彼女は一言そう言った。

    向日葵にのぼる少女

    評価:★★★★★ 4.5(0)
      車に轢かれた猫を空へ送る為、公園で枯れた向日葵を見上げてた少女と一緒に猫を埋めた。少女は母子家庭で、寂れたアパートの僕の隣に住んでいる。その少女は廊下でいつも同じ絵本を読んでいる。 ある日、少女に父親が出来て3人で住み始 […]