パスタイム

要素: 河童愛小説

河童の川流れ

評価:★★★★☆ 4(0)
    「河童なんて想像上の生き物だろう」  私がそう言うと、ビルの谷間で拾った河童はきょとんとした顔で自分を指差し、そして首を少し傾げた。 「おまえは存在しちゃいけない存在なんだよ」  河童は濡れたタオルのようにへなへなと力な […]