パスタイム

要素: 芥川龍之介

僕らはまだモノクロームな街で

評価:★★★☆☆ 2.5(0)
ある季節を、ぼくは探していた。それなのに、ぼくはそれから逃げていた。深い霧を抜けようと、ぼくは思っていた。それなのに、ぼくはそれから逃げていたのだ。弱いぼくは傘をさし、モノクロームなままの街で逃げるだけだった。君は夜明け […]

ある小説家の一日

評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
     小説家を目指す者たちが集まるアパート、「白樺荘」。 「芥川龍之介の子孫」を名乗る芥川龍馬(PN)も、アパートの新入りだった。  〆切前の龍馬の頭上にもやはり朝日は昇って、今日も筆に悩み、筆に励み、筆に一喜一憂させられる […]

    大正十二年九月一日の大震に際して

    評価:☆☆☆☆☆ 0(0)
      ※残酷描写あり=震災時の被害者の様子の描写(一部)。念のため。 芥川龍之介の作品、「大正十二年九月一日の大震に際して」に現代仮名でふりがな(ルビ)をつけました。 関東大震災について書かれた作品です。震災当時の芥川龍之介の […]

      珍問珍答シリーズ その1 太宰治の「カチカチ山」と 芥川龍之介の「薮の中」について

      評価:★★★★★ 4.5(0)
        太宰治の「お伽草紙」という短編集の中から、「カチカチ山」をプリントにして読解学習をし、定期考査の時、その「感想を書きなさい」という問題を出しました。なかなかユニークな解答がありましたよ。 芥川龍之介の「薮の中」という短編 […]

        偽善者

        評価:★★★☆☆ 3.3(0)
          ―― 十年前、僕は友達を殺しました。  一人の少年の死の謎を巡る三者三様の世界を描いた、芥川龍之介の『藪の中』で使われた内的多元焦点化の手法を用いた錯綜ミステリー。  第一部は加害者による小説で、「僕」と被害者の出会いか […]