シャワーツリーは唄う 完結日:2012年1月23日 作者:宮本あおば 評価:★★★★★ 4.5 ワイキキのブティックに勤める誠は、ある日兄から連絡の取れない日本人、塩田綾の捜索を頼まれる。彼女の自宅や学校、友人をあたって行く内に、奇妙な出会いと共に、知らなかったハワイの暗さを知る羽目に……。綾の行方は思いも寄らない形で知らされ、誠は決断を迫られる。 話数:全51話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ハワイ ミステリ 伝説 同性愛 失踪 注意:ボーイズラブ なろうで小説を読む
ハワイを舞台に居所不明になってしまった留学生女性を捜す話で、推理物と言うより探偵物と言った方がイメージに合ってるかと思います。 このお話、趣旨を一言で言うと、「自分を大切にしようね」となると思います。 多くの日本人が登場しますが、その中の多くは、主人公を含めて、ハワイに何か希望を求めて=何かから逃げてきた、人たちです。 主人公はゲイです。自ずと人間関係には敏感になっています。彼女に何が起こったのか?自分の身と照らし合わせて考える場面が多くあります。 十代、二十代、三十代の、思い通りの人生が送れずに殺伐とした気持ちになっている人に読んでいただきたい、自分や人に素直になれる小説だと思います。